2023/10/15 00:44

すごいな、小説。

宇宙の中に地球が浮かんでいるように、一冊の中に「世界」そのものがすっぽりとおさめられている。人間とは、日本とは何か、という大きな問いが、「キリスト教」「茶の湯」「戦争」を通して描かれていく。そして、最後に訪れる「救い」。圧倒的な読後感。