2026/06/16 20:03
第3回の「私たちをつくった本」の原稿をやっとお渡しできました!!

『羽仁もと子案家計簿』は、20年近くチャンスがあればいつか書きたいと願い続けてきた一冊でした。
とはいえ、企画が実現したらしたで、自分に書けるのだろうかと正直不安しかなかったのですが、取材させていただいた婦人之友社の皆様、毎日新聞の関様のおかげで、無事に書き上げることができました。
本当にありがとうございました!!
今回の原稿を書くきっかけを与えてくださったのが、本郷秀樹さんという写真家です。
私が25年前、入社させてもらった工作社『室内』編集部で、ずーっとずーっとお世話になっていた人生の恩人のお一人でした。
私は本当に仕事ができなかったので(それは今も変わらない。ごめんなさい。本郷さん)、会社がなくなってからも、ずっと気にかけてくださって、靴紐の結び方(まだできない!)からあいさつの仕方(これは上達しました!!)まで、本当にお世話になりました。
読書室をはじめてから東京でイベントをする際に必ずかけつけてくださる方がいます。その方とお話していた際、本当に偶然、本郷さんの親戚だということが判明し、運命を感じずにはいられませんでした(ありがとう。本の神様!!)。
本好き、読書好きで、毎回会うと、本の話をきかせてくださり、ともに『羽仁もと子著作集』の大ファンで、お会いすると必ず『羽仁もと子案家計簿』は本当すごいよねー、という話で盛り上がりました。(10年以上、いつか書きますと言いつづけて、やっと書けました!!本当に本当にお待たせしてしまいました。)
『羽仁もと子案家計簿』は、いまから百年以上も前にほぼ現在の形で出版され、現在も読み継がれている稀有な本の一冊です。家計簿の場合は、読むよりも書くかもしれませんが、何代にもわたって、新しい読者に継承され、何より書かれたものが、家族の歴史そのものとして積み上げられていく。
50円の牛乳が、100円になり、150円になる。その一つ一つは、単なる数字かもしれませんが、その数字が記録されることで、温かい物語になる。
本屋で本を売った先に、こういう世界が広がっているのかと気づかされ、本当に感動しました。
昨年、お亡くなりになった本郷さんに今回の連載をご報告できないのは、本当に本当に無念です。
文章を書くのが遅すぎて、いろんなことが間に合っていませんが、私なりに力いっぱい『羽仁もと子案家計簿』の魅力を紹介させていただきました。
というわけで、ぜひ6月22日(月)の毎日新聞朝刊「私たちをつくった本」をご覧ください。(毎月第四月曜日です!!)拙記事は、毎日新聞デジタルでもお読みいただけます!!(読み逃しがないように登録してください!!)
応援よろしくお願いいたします。
それではまた!!
読書室
