2026/08/20 23:06

『第五福竜丸とボク』
黒田征太郎・絵   ふくもとまんじ・構成(文)  石風社

本書は、画家、黒田征太郎さんの語りと絵を、ふくもとまんじ(福元満治)さんが構成した共作絵本だ。

空襲で自分の町を焼かれ、友人を原爆で亡くした主人公が船に乗り、
その船が第五福竜丸に姿を変える幻想的な物語だ。
第五福竜丸は、その後、水爆実験に遭遇し、
ボロボロになって日本に帰る。
物語の核は、自然の化身「竜(ドラゴン)」の怒りだ。

竜は、何に怒っているのか?
人は、歴史から何を学ぶのか?
そのことを読む人に訴えかけてくる。

戦争の時代だからこそ、
戦争、そして核に、はっきりと「NO」を示し、
一方で「ノアの方舟」のような「イノチのかたまり」も描く。
生きて考えることの切実さが、ぎっしりと詰まった壮大な絵本だ。

【クラウドファンディング】
2026年9月15日まで、版元の石風社が、本作の制作費を募るクラウドファンディングを「For Good」で実施しています。『第五福竜丸とボク』全文はこちらから読めます。

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